大石寺の桜の花と、富士山を撮る
2022年 04月 07日
あと半年足らずで卒寿を迎える私を筆頭に、T先生と二人のお友達、サークルメンバー合わせて10名の高齢者もしくはそろそろ近い方々が、運営委員Aさんの発案による青春18きっぷで、それぞれの集合場所に集合、同じJR列車に乗り合わせて富士駅に向かった。
私は、近くの俣野公園・横浜薬大前バス停からの大船駅行きバスを大船駅で平塚行きのJRに乗り換え、指定された辻堂駅で下車。改札口を出て、その前で待つSさんと合流、後から来たYさんと三人で青春18きっぷに判を押してもらい再び、改札口を通る。続いてホームに到着した列車の前から2両目の車両に乗り込むと、T先生とお友達二人を始めとする参加メンバー7名が乗車していたので、挨拶を交わした。
1時間ほどで熱海駅に着き、列車を乗り換え10時少し前に富士駅に到着。駅前の富士急静岡バス乗り場で30分ほど待って、到着した大石寺行臨時急行バスに乗る。バスには既にかなりの乗客が乗っていて、気の毒にSさんは40分ほど立ちっぱなしだった。やがて1つ手前の停留所で我々以外の乗客は全員下車。お参りの団体客のようだった。
終点の大石寺バスターミナルでバスを降り、Aさんから昼食の時間、場所を聞いてそれぞれ撮影に取っ掛かる。この頃、車で来たIさんがメンバーに加わった。
先ず、近くに咲く桜を撮る。目の前にある大きな建物が、正徳二年(1712)に完成され、数度の改修後、平成二十七年からの解体大改修工事が行われ、令和三年一月、大改修完成奉告法要が奉修されという、「三門」。この三門に、右奥に真っ白に雪を頂き青空にくっきりと見える富士山、雲もがでていたが、満開の桜を入れてシャッターを切った。




続いて、多くの塔頭、宿坊が建ち並び、満開の桜が続く道を歩いて行き、これはというところでシャッターを切った。


この大石寺は、かなり以前、東海道周りで甲府に行くときに、途中下車してお参りに寄ったことがあるが、その時のことは余り覚えていない。その時は、まだ、創価学会が一緒だった。
暫くして、Aさん、Iさんに続いて、桜と富士山の名所「法祥園」の門をくぐる。平成2年(1990)に造成された1600余坪の日本庭園で明鏡池の先には富士山が見えた。


そろそろ、昼食の時間が近づいてきたので、バスターミナルの方に戻り、休憩所で持参した昼食を食べてしばしの休憩。
昼食後、Aさんと、車に戻って食事をしてきたIさんと三人で、「五重塔」に向かった。「潤井川」に架かる朱塗りの欄干がある「御塔橋」を渡り、幾つもの石段を上って、やっと静かな森の中にある五重塔に着いた。
五重塔は、寛延二年(1749)に建立され、その後、幾たびか修復され、平成28年(2016)6月に国の重要文化財に指定された。東海道一の規模で、高さは34m。
五重塔の前で写真を撮った後、その前の小さな池に映り込んだ五重塔の写真を撮る。来た道を戻りながらも桜や富士山を撮り続ける。途中でIさんは車に帰り、私はAさんの後を追いかけて、バスターミナルまで戻った。