小出川の彼岸花
2021年 09月 22日
小出川は、藤沢市遠藤の笹窪谷戸に源を発し、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの脇を流れ、駒寄川が流入し、茅ヶ崎市と寒川町の境界となる河川で、新湘南バイパスとほぼ平行して茅ヶ崎市の西部を縦断し、千ノ川が流入した後、平塚市で相模川の河口付近に注ぐ。小出川の彼岸花の撮影には、これまで幾度となく出かけている。
朝8時過ぎに家を出て、近くのバス乗り場から湘南台駅東口行きバスに乗り、湘南台西口からの慶応大学行きバスを終点で降り、近くを流れる小出川の川岸に出た。この辺りに咲いている彼岸花は、前日の台風の強風でか、ほとんど茎が折れて倒れていた。
しばらく歩いて行くと、橋の欄干に「小出川彼岸花」と書かれた幕が張られた「大黒橋」のところに出た。橋の左がわのたもと辺りの彼岸花は綺麗に咲いていたが、橋のそばの彼岸花は、ほとんど倒れてごみがついてくしゃくしゃになっていた。前日の台風により川の水が溢れたようだった。その先の道の右側は、彼岸花まつりの遠藤会場になるところで、大勢の人達が、今月25日から始まる彼岸花まつり用の機材をトラックから下ろしたりしていた。川岸では、彼岸花愛護会の人達なのか、彼岸花まつりの関係者の人達かわからないが5~6人の人達が、ゴミだらけになった彼岸花のごみを取り外していた。
川下に向かって進んでいくと、ところどころに綺麗な彼岸花があり、カメラに収めて行った。名前が書かれていないのでわからないが、「小出橋」「打戻橋」と思われる橋を過ぎ、「新道橋」に出た。この辺りにはカメラを持った人達がかなりいて、綺麗に咲いている花を見つけたは写真を撮っていた。
「追出橋」と思われる橋の先の彼岸花は綺麗に咲いていたので、繰り返しカメラのシャッターを押してから、反対側の川岸を歩いて引き返した。
「大黒橋」手前の遠藤会場のところでは、簡易トイレも既に設置されていた。そばにいた地元の方の話では、「前日の台風で小出川の水が川岸の道路まで溢れて彼岸花が水につかり、一部は田んぼまで流れ込み、稲を倒してしまった。でも多くの人が懸命になって彼岸花のごみを取り除いているので、まつりの頃には、彼岸花も何とか元の姿になるのではないか」とのことだった。
慶応大学バス停まで戻り、しばらくして湘南台駅西口行バスに乗れ、駅近くのスーパーで家内に頼まれた買物を済ませ、東口バス停からのバスで帰宅した。この日の小出川彼岸花撮影散策で歩いた歩数は、13,800歩だった。
長年、写真を続けてきて、写真の画面には極力余計なものを入れないよにと教わり、それが身についてきた。この日の小出川の彼岸花撮影でも、台風の強風で倒され、川から溢れた大水でごみにまみれた彼岸花は、決して撮ろうとはせず、綺麗な花だけを撮り続けた。
長年続けた来たブログ「アクティブシニア庭よしのつぶやき」は、しばらく前からからスマホのアプリの情報欄に取り上げられるようになり、そのお蔭で見ていただいているフォロワーが飛躍的に伸びている。ブロガーとしては、今回、強風で倒され、ごみだらけになった彼岸花の写真も躊躇せずに撮り、台風によってゴミだらけになった彼岸花のごみを懸命になって取り除こうとしている人達の様子を正しく伝えるべきだったと、大いに反省している。